出生前診断(胎児ドック)出生前診断(胎児ドック)

Fetal dock

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出生前診断(胎児ドック)についてご紹介いたします。

当院の考え方

当院は、妊婦健診の中で生まれてくる赤ちゃんの情報を可能な限り提供したいと考えております。その前提として、すべての患者様に安心して受けていただく検査であることが望ましいと考えます。胎児の異常には、染色体異常、胎児奇形、胎児発育遅延があります。当院で行っている検査について説明します。

染色体異常について

確実に診断する方法は、羊水穿刺または絨毛検査になります。
しかし、子宮に針を刺し入れる必要があるため、それ相応のリスクを伴います。羊水穿刺または絨毛検査を受けたほうが望ましいかどうかを判断する方法として以下の方法があります。

初期超音波スクリーニング

検査料 10,800円(他院分娩の方16,200円)(税込)

妊娠11週0日-13週6日の間に行います。
遺伝学的検査としてNT(首の後ろのむくみ)、鼻骨の有無、心臓の三尖弁逆流の有無、静脈管(お母さんから胎児に流れ込む血管)逆流の有無を検査します。形態学的検査として胎児の表面奇形の有無や、血管奇形について検査します。

超音波の資格

超音波の資格として国際ライセンスFMF(Fetal Medicine Foundation)認定の下記の5項目を所持しております。

  • Nuchal translucency scan (NT資格)
  • Assessment of the nasal bone (鼻骨資格)
  • Assessment of tricuspid flow (三尖弁逆流資格)
  • Assessment of ductus venosus flow (静脈管血流資格)
  • Cervical assessment (子宮頸管長資格)

※ FMF(Fetal Medicine Foundation)とは?

イギリスを本部とするFMFは胎児医学の研究とトレーニングを通して妊婦さんと赤ちゃんの健康を増進しようとする団体です。 このFMFが様々な胎児超音波や妊娠中の子宮の計測の診断に資格者の規定を定めています。

しかしながら資格者でも正確に測定できていない医師も多く問題はありますが、すべての項目でパーフェクトの評価を得ており日々正確な測定を行えるよう努めております。

胎児初期超音波スクリーニングの主な項目
NT(nuchal translucency)

胎児の首の後ろ皮下の黒く抜けている部分を計測します。妊娠11週0日より13週6日の間で計測します。3.5mm以上の場合、染色体異常、胎児奇形、胎児死亡との関連を認めます。しかし、多くの場合は消失し、健常児として生まれます。

鼻骨の有無

鼻骨の見えない胎児は、以下の頻度で見られます。
正常染色体 1-3%
ダウン症の60%、18トリソミーの50%、13トリソミーの40%に認めます。

三尖弁逆流

心臓の右心房から右心室へ流入する際の弁です。そこに逆流する血液がないか確認します。
正常染色体 1%
ダウン症の55%、18トリソミーの30%、13トリソミーの30%に認めます。
胎児に心疾患がみられる場合、三尖弁逆流する頻度が高くなります。

静脈管逆流

へその緒から胎児に入った血液が心臓に流れ込む血液の流れを見ます。約4%の胎児に逆流を認め、染色体異常、心奇形、胎児死亡と関連があります。
ただし、逆流の認める80%は問題のない胎児です。
正常染色体では3%
ダウン症の65%、18トリソミーの55%、13トリソミーの55%で認めます。

形態学的検査として下記の項目をチェックしております。

  • 頭部 無脳症、頭蓋骨欠損、口唇裂など
  • 胸腹部 心臓、胃、膀胱などの位置、横隔膜、臍部の異常、胸水、腹水の有無など
  • 骨格異常 四肢の形態、二分脊椎などの開放性神経管奇形など
  • 血管 臍帯動脈の本数

OSCAR検査(血清マーカー組み合せ検査)

検査料 27,000円(他院分娩の方34,560円) (税込)

妊娠11週3日-13週6日の間に行います。
ヨーロッパでは一般的に行われています。NT(首の後ろのむくみ)計測、胎児心拍数に加え、母体採血にてfreeβHCG、PAPP-Aを計測します。21トリソミーの検出率は約90%とされております。
そのほか18トリソミー、13トリソミーが対象となります。検査結果が年齢に影響されないため35歳以上の方にお勧めしております。採血後2-3日で結果を報告します。

クアトロ検査

検査料 9,180円(他院分娩の方15,120円) (税込)

妊娠15週0日以降に採血を行います。
胎児や胎盤から産生される母体血中の4つの成分(AFP, hCG, uE3, Inhibin A)を測定します。21トリソミー、18トリソミー、開放性神経管奇形が対象となります。
年齢の高い妊婦様ほど、クアトロテストの検査結果の確率が高くなる傾向があります。採血後7-10日で結果を報告します。

これらの検査が正常でも、染色体異常が完全に否定されるわけではありません。確実に診断希望される方は羊水検査や絨毛検査を受けてください。

新型出生前診断(NIPT)

検査料 約20万円

胎児心拍確認後検査実施施設への紹介となります。
21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーが対象となります。
妊娠10-13週(施設によって異なります)に採血を行います。35歳未満の患者様は対象とならない場合があります。
陰性の場合の精度は高い検査です。陽性が出た場合、羊水検査による確定診断が必要となります。
紹介先が大変混雑しておりますので妊娠8週までに申し出てください。

羊水検査

検査料 約15万円~

検査実施施設への紹介となります。妊娠16-17週に行います。
紹介先で遺伝カウンセリングを受けていただく必要がありますので妊娠10週までに申し出てください。
羊水中に含まれる胎児の細胞を培養し染色体を検査します。

絨毛検査

検査料 約25万円~

検査実施施設への紹介となります。妊娠11-14週に行います。
紹介先で胎児ドックと遺伝カウンセリングを受けていただく必要がありますので妊娠10週までに申し出てください。

検査日程とご予約について

胎児ドックは院長が担当し、毎週月、水、金、土曜日13時から行います。

分娩や外来の遅延等で開始時間が遅れる場合があります。

双胎の胎児ドックは現在受け付けておりません。

予約は外来窓口と電話のみとなります。

お電話からのご予約は月曜日~土曜日の9:00~16:00となっております。

お電話でのご予約

※胎児の向きによっては1回ですべて確認できない場合があります。その場合1週間後に再度来院していただく場合もあります。