不妊症についてご紹介いたします。
不妊症
不妊症の原因の多くはホルモンの異常、子宮卵巣卵管の異常、男性側の異常です。
当院ではまず原因を検索するためにスクリーニング検査を行います。
ホルモン検査
卵巣発育、着床、妊娠に関連するホルモンは常に変動しています。
月経周期の中で最適な時期に採血を行います(2回行います)。
これに加え、甲状腺ホルモン、プロラクチン(母乳分泌に関連するホルモン)、男性ホルモン値を測定します。
子宮卵巣卵管の検査
超音波にて子宮、卵巣をチェックします。
また卵管の評価は通水検査を行い、卵管通過性の評価と同時に卵管通過性を向上させます。
男性の検査
精液検査をおこない、精液の量、数、運動率の評価をします。
ヒューナー検査(性交後検査)
排卵時期に夫婦生活を行い24時間以内の子宮の入り口にある粘液の中の精子の数、運動性を評価します。
通水検査
月経終了後から排卵までの期間に卵管内に薬液を注入することで、卵管の通過性を良くするために行います。同時に通過性を毎回評価します。
卵巣年齢検査
卵巣の中にある卵子の予備能を評価します。
治療方針
原因が見つかればこれに対し治療を行いながら妊娠に向けて指導します。
当院では不必要な排卵誘発は行いません。
年齢、不妊歴によって治療方針は異なりますが、基本的には同じ治療を4回繰り返しても結果が出ない場合は次のステップに進みます。
それでも妊娠に至らない場合は、高度不妊治療施設へ紹介いたします。
高度不妊医療施設通院中で、注射のみ希望される方は当院で対応可能です。
担当医から紹介状を持参のうえ予約してください。
持込薬剤の注射も行っております。
当院採用薬剤
・フォリルモン150単位 ・HMGフジ10A 150単位 ・フェリング75単位/150単位 ・HCG5000単位 ・プロゲストンデポー125mg