帝王切開・和痛分娩についてご紹介いたします。
宮本レディースクリニックの帝王切開
帝王切開は産婦人科で取り扱う手術の中で一番多い手術です。産婦人科医なら誰でもできる手術ですが、逆に言えば手術担当医によって手術の内容が大きく異なる手術でもあります。また、次回妊娠の際ほとんどの場合が帝王切開になりますので、特に初回手術が次回帝王切開のためにも重要となってきます。
当院では帝王切開をさまざまな工夫を加え、ハイレベルな帝王切開を行っております。
切開方法
縦切開、横切開どちらでも選択することが可能です。迷われている方にはメリット、デメリットについても説明しております。ただし、合併症などある場合は縦切開を勧める場合があります。前回帝王切開された方や、すでに手術創がある方は、同じ創部を使いますので傷が増えることはありません。ケロイドは切除しますので、新しい傷に変わります。
麻酔
脊椎麻酔を行います。通常の麻酔薬に加え、後陣痛や創部痛を長時間抑えられる麻酔薬を選んでおります。
ほとんどの方は手術中から翌朝まで鎮痛剤追加の必要はありません。
手術材料について
縫合糸はすべて溶ける糸を使っております。手術に使用する手術材料はいわゆる後発品(薬でいうジェネリック)は使用しておりません。皮膚縫合も形成外科で使う縫合糸を使用しケロイドができにくい縫合方法を行っており、抜糸の必要もありません。退院前にケロイドができにくいような創部管理を指導いたします。
手術には癒着がつきものですが、当院では癒着を防止するシートを使用することで術後合併症や次回手術時のリスクを減らします。
前回の帝王切開が麻酔の効きが悪くて手術中ずっと痛かった、後陣痛がひどく術後一睡もできなかった、傷口の後のケロイドが酷かった等々・・・。当院では様々な一工夫を加え、安全な帝王切開を行っております。
前回帝王切開の方の分娩予約は別枠となります。
メールまたはお電話にてお問い合わせください。
骨盤位などで帝王切開が必要となり転院を希望される方は電話にて相談ください。
当院は下記の場合帝王切開としております。
- 前回帝王切開
- 骨盤位
- 子宮手術既往(手術内容によります)
- 胎盤位置異常
和痛分娩
当院では脊椎麻酔による和痛分娩を行っております。
硬膜外麻酔による無痛・和痛分娩は、ほとんどが計画分娩となります。そのため、計画分娩前に陣痛が始まり無痛分娩ができない場合や、硬膜外麻酔を入れても充分な陣痛を起こすことができず中止となるトラブルが多いといわれています。一番の問題は麻酔を入れた医師が常にそばにいるわけではないので麻酔開始後のトラブルに対応できず母体に後遺症を残すことです。
当院で行っている脊椎麻酔による和痛分娩は陣痛が始まってから麻酔をしますので中止になることはありません。硬膜外麻酔に比べ麻酔や分娩時のトラブルが少なく、陣痛中にも途中で和痛分娩に切り替えることが可能です。また、医学的な見地により和痛分娩に切り替える場合もあります。
費用 | |
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当院で出産されたことのある方 | 15,000円(税込) |
当院で初めて出産される方 | 25,000円(税込) |
※令和7年1月出産の方より価格改定いたします。(2024年4月26日)
費用 | |
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初産婦 | 40,000円(税別) |
経産婦 | 30,000円(税別) |
+休日、時間外加算:各5,000円(税別) |
和痛分娩ご希望の方は、院長からの説明、採血が必要となりますのでお申し出ください。